こんにちは! YUIです。
リストラ企画担当からリストラされる人となった私の体験談を中心に様々な事をお伝えしたいと思います。
希望退職っていうけれど。。。
プロフィールで紹介しているように、私はリストラを実施する側の立場で約半年間、コンサル会社と共に来るべくXーDAYに向け準備を進めておりました。私は人事の立場とし想定された人員削減数をトラブルなく達成させる事が最大のミッション。つつがなく、人員削減数の目標に到達できるようすすめていかなければなりません。
まさに希望して退職する人は、以前より転職準備を進めていた人でまさにX-DAYを待ちわびていた人。大半は、『辞めれない。今は。なんとしてでも居残るぞ。』か『戦力外通告を受けるかかも。やばいかも。。。』と不安に打ちひしがれるかどちらかです。
企業が希望退職を募る理由は、コスト削減を人員削減という方法で行う訳なので、希望して退職する人を受け付けるだけでは想定しているコスト減に到達しない訳です。残留を希望する人達に対し、円満にご退職をいただけるようアプローチしていく必要がある訳です。
それを退職勧奨面談と呼びます。退職を促す人すなわち戦力外とする人のリストアップをし、面談を行うのは部課長等管理職となります。「退職勧奨面談の事なら任せとけ!」なんて言える管理職はいません。外資系企業の管理職では過去に経験している人もいますが、ほとんどが生まれて初めて体験するお仕事なのです。
今までチームメンバーとして頑張ってきた部下に対して戦力外通告をしなければならない事はとてもつらい事です。どうしても私情が入り、「自分の本意ではないんだけれど。。。」という言葉や雰囲気が当事者に伝わってしまうと、当事者は、「では誰がどのような評価で自分ををクビにしようとしているの?」と疑問から、納得感を得られない戦力外通告となり、たちまち会社へ訴える方向になりかねないのです。とてもつらい仕事なのですが、面談を行う管理職はしっかり自分の言葉として部下の気持によりそって伝える必要があるのです。
頭では分かっていますが、過去に経験が無い管理職はうまくいくイメージがわかない。そ
こで、希望退職制度を発表される前に関わっているコンサルタント会社による「面談者トレーニング」という研修を行います。部門まるごとリストラをするケースですと、その事実を伝えて部下の納得感を得るよう説明するだけで良いのですが、残すメンバーと去ってもらうと判断したメンバーを選別しなければならないケースは、自己流では決してうまくいきません。
1時間かけて納得するまでゴリゴリ面談をするのではなく、15分を4回実施等、人の心の変化、状態をみながら丁寧に面談をする事がとても大切なんだ。というようなコツを習得し、面談を行う必要があります。いろいろなケースを取り上げながら、ロールプレイを中心としたトレーニングを実施してくれます。リストラをする部下がどのような点で不安に思い、抵抗するのか、自分事のように考えて自分の言葉で伝えていく事、しっかりよりそって丁寧に伝えていく必要があります。
次のコラムでは、リストラを計画した私がリストラされたお話しを紹介します。
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